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春・蔵の四季

3月
白山地区の新酒利き酒会、懇話会が3月第1週の週末に行われます。中ごろには杜氏会、後半は金沢国税局とつづき大体の今年の出来がわかってきます。4月5日前後に、全国新酒鑑評会の締め切り向け造りとは別の緊張が蔵内を支配します。
 この時期のオススメは、金谷酒造店、最高級酒「手造り大吟醸 大河」。鑑評会用に仕込んだ酒で原材料は贅沢に(精米歩合40%=6割を削り落とした好適米、粕歩合60%以上=普通の酒は20%~30%元の米の重量から見て粕になった重量)手間をかけ、杜氏の技と想いが凝縮された一品です。新酒鑑評会等が集中するこの時期に杜氏たちの想いを飲んでみませんか?

【酒造店】
金谷酒造店の一番大事な行事として「掛仕舞い」(最後の添えを掛け)の祝い、座敷で宴会を催します。会長、大奥様も出席し全社員が顔を合わす唯一の場です。

【蔵】
蔵人は25日前後の火入が終わりますと、後か付けの一人を残し皆造(かいぞう)になります。

4月
【蔵】
新酒の処理が始まります。大吟醸はサーマルタンク(冷却装置付タンク)、生瓶詰め冷蔵庫保存。一部特殊な酒は瓶燗(生で瓶に詰めた酒を水槽に入れ水槽の温度を上げ品温65℃で殺菌)。
また、一般的には甑に蛇官を設置し65℃以上で火入をします。

【酒造店】
石川県旧松任市の桜は4月7日前後(ちょうど小・中学生の入学式)から咲き始めピンクに季節を彩ります。花見時期はまだ寒いことが多いので、冷から燗まで楽しめる本醸造がオススメです。昇進祝い、歓送迎会で酒が昔は動きましたが、今ではそういった風習はなくなってきています。
金谷酒造店は銘柄から婚礼用の需要が多く3月から6月ぐらい、秋は9月から11月まで「高砂」の「友白髪」は目出度いと御指名いただいております。

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夏・蔵の四季

6月
【酒造店】
一年で一番暇な(酒の動きが)月かも知れません。しかし、金谷酒造店は6月決算、いつもとは違う緊張感が社内に広がります。

【蔵】
気温25℃を超える日も多くなり蔵の温度も上昇し始めると水冷式クーラーをつけます。配達車や事務所、応接室より先に金谷酒造店では「蔵」にクーラーが付きました。お酒が一番大事なんだとこの話を聞いた時に思いました。
また、水冷式クーラーの訳は水の使用頻度が夏に落ち温度が上がり管内の腐敗防止でもあります(水冷式クーラーで使った水は2次利用で作業場の屋根にスプリンクラーのように撒いています)。
  
暑くなり酒粕がやわらかくなり始めます。酒粕の一斗缶、袋詰めを余裕のあるこの月にとりかかります。
7月からのお中元の案内、準備が主になります。社員旅行(表向きは社員研修)もこの時期でした。

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秋・蔵の四季

9月
【酒造店】
涼しい風が夜には吹くようになり気温が15度を切るようになるとお酒の季節です。ただ、猛暑、残暑の昨今では10月にならないと涼しく感じません。
また、3月にしぼった酒が徐々に詰められ市場に出てゆきます。新酒臭さ(粕臭さ)が抜け飲み頃なった酒を「秋上がり」と言い、お酒好きの方には季節を感じることでしょう。
  一番変化しやすい「高砂 特別純米酒」をこの時期お試しください。

【蔵】
タンク内の品温が高い9月は一番火落ちの危険性が高い時期になります。やはりアルコール分の低い、エキス分の多い純米酒が落ちること多いと聞きます。

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冬・蔵の四季

12月
【酒造店】
一番慌ただしい時期です。宴会、ギフトは「高砂」を飲んだことのない人に飲んでいただける良い機会、今からの酒屋にとってアピールチャンスです。
 お歳暮は大体、20日遅くても23日のクリスマス前に終了、クリスマスは日本酒の動きはかなり鈍くなります。26日から年始まわりに御年賀の酒が動き始めますが年末の大掃除が終わる29日以降が本番、天気次第です(雪のある年は晴れ間に一斉に、雨や雪の時は買い物に出る人は少ないようです)。
 28日以降から各神社への御神酒の納品し、仕舞いまわりでお得意さんを廻り今年を終えます。4日間の正月休み(31日~翌年1月3日)家族サービス、親戚付き合いに追われ疲れが取れないまま仕事始めになります。(宿命です)
 「高砂 大吟醸」白山菊酒認証酒を一年お世話になったあの方や、目出度い年の初めに皆で飲む酒として一押しです。

【蔵】
酒造りは、年内中に留添えまで終え正月は櫂入れ、温度管理の状態にします。


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